ずっと気になっていたのに、閉まっていたり、混み混みだったりで、いまだに食べていなかった高遠そばを食べに行った。
休日はいつも行列している「ますや」さん。
この日も11時半開店だからと11時半ちょっと前に行ったのに、もっと前から並んでいた人たちで11時半の部はいっぱいになり、二巡目を待つことに。

高遠はそばの産地でもあり、そばつゆに特徴がある。
こんがり焼き味噌と辛味大根のおろしとねぎの「からつゆ」で食べる。

ここ、ますやさんは「玄」「抜き」「田舎」の3種類のそば粉を自家製粉している。
「玄」・・・高遠産そばを鬼殻付きのまま挽いて芯に近い部分だけを使い、そばの甘みを引き出したもの。
ちょっと硬めでつるつるののど越し。
「抜き」・・・殻を取り去った八ヶ岳山麓産のそばを手挽き臼で極粗挽きにし、水こね十割で打つちょっと太切りな噛むそば。
「田舎」・・・高遠産玄そばの粗挽き甘皮を三割入れたワイルドな十割そば。色目はかなり黒く、もっちりし食感と強い香り。

そばといったら「○わりそば」しか知らなかった~。奥が深いぞ、そば文化。

ますやさんのそばもごちそうだが、窓から見える中央アルプスのこの山々もとびっきりのごちそうだ。