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プロフィール

Tetsuko

Author:Tetsuko
バイクや車で日本中を旅し、中米にも住み着き、やっと終の棲家(になるのか?)を見つけました。
子どもも若者もお年寄りもわんこも、みんながふらっと来てふらっと帰っていくような場所を自分たちの手で作りたい!とプロジェクトK(古民家再生プロジェクト)を立ち上げました。
しろうと集団でどこまでできるか???がんばります!

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形見。

2016.01.12 21:25|日々是好日
 昨年、父が亡くなった。
 平凡なサラリーマンとして真面目に働き、平凡な人生を生き、寿命を全うした。
 社交的な母に比べて、口数も多くなく、不器用なところもあった。
 私は18歳で家を出て、たまにしか帰省しなかったので、二人でゆっくり話した記憶はほとんど無い。
 そんな父の形見として、カメラと時計をもらった。
 カメラは、几帳面な父らしく、数年前に買った物なのに、買った時のままの箱にきっちり入れられ、本当に使っていたの?と疑うほど、ピッカピカ。
 定年後、町の写真クラブに入っていたらしく、時々は撮影に出かけていたそうだ。
 カメラはNikon D5100と、このミラーレス一眼。
            ピンクカメラ_400
 このピンクのカメラといい、レトロなカメラケースといい、これは若いカメラ女子の持ち物じゃないのか?なぜこんなものを買ったのか?と、いまや物言わぬ父に訊いてみたくなる。
この二台のカメラの中には父の撮った写真が残っていたが、素人の私が見ても、「こんなの一眼レフでとる必要あるの?」と言うような写真ばかり。
 父がどんな気持ちでこれらのカメラを抱え、どんな気持ちでこの被写体に向かったのか、いろいろと想像してみる。
 返事は返ってこないが、画像を通して、ちょっと父と話ができた気になる。
 
 そして多くの動かない時計。
 時計は好きだったようでたくさんあった。でも、どれも止まっており、「ロレックスとかの金めの時計はないよなぁ」と言いながら、「電池換えれば使えると思うから好きなもの持っていきな。」と母に言われ、一本は息子に一本はダンナにと二本もらった。
 先日、町田に用があったついでに電池交換をしてこようと、動かない時計を持って出かけた。スマホで「時計電池交換」と検索してみつけたのが「買い取りショップ お金のなる喜」。
 住所を頼りに探し、ついたところは小さな雑居ビル。看板はあるが、お店は無い。だいたい名前からしてアヤシイ。よくよく見ると当ビル三階だと。ビル入り口がまた実にアヤシイ。やめて帰ろうと思ったが、「時計電池交換600円~」という宣伝文句にひかれ、思い切って、狭くて薄汚い階段を三階まで上ってみた。そこには小さなドアがあった。おそるおそるちょっとだけあけると、小さな部屋に店主らしき人と、客らしき人が向かい合って座っている。
 すぐに女の人がやって来て、こちらでお待ちください・・・と別の部屋に通された。ますますアヤシイ。
 お茶まで出されたが、不安はつのる。
 女の人から「お持ちになった時計は?」と言われ、持っていった時計をテーブルの上に出すと、すぐに一本の時計を見て
「このブローバの時計は自動巻きですから動きますね。」と言う。
「(ん?ブローバっていうのか。自動巻き?電池じゃないってこと?)」
「主人がキチンと見ますからお待ちくださいね。」
「(ふ~ん、ご夫婦でやってるんだ。アヤシクはないのかも・・・。)」
ストーブの上の鍋をひょっとのぞくと小豆がいい感じでコトコト煮られており、これはアヤシイところではないと確信した。

前の人が終わり、私の番になった。
ご主人は二本の時計を見るなり、「このブローバは自動巻きだから腕につけて動かさないと止まるんだけど、つけてると動くと思うよ。ブローバって音さ時計を作ったメーカーなんだよ。いい時計だよ・・・」などなどブローバについて語る店主。
もう一本は、「このRitmo Ratinoは1994年頃流行ってねー。だいぶ売ったよ。あの当時8万ちょっとくらいだったかな。・・・」などなど、またこの時計について延々語る店主。
            時計1_400
「6年前に電池交換してるね。」「自分は20年くらいデパートの時計売り場にいて、時計が大好きだからずっとそのまま時計やでやっていきたかったのに、オヤジからこの汚い雑居ビルを任せられた」などなど話しながら目の前でちょいちょいっと電池の入れ替えをし、丁寧に磨いてピカピカにしてくれた。
 父が亡くなり、形見としてもらったこの時計を祖父から孫への成人式の記念として渡したいことを告げると、それならベルトを交換した方がいいと言う。これはこれでいいが、交換したほうが若々しくなるし、一段とおしゃれになるというので、ここはもう時計を心底愛する店主お任せで交換してもらった。
           時計2_400
 ブローバの時計にはオレンジ色のベルトが着いていた。「このベルトも換えたほうがいいですよね。」「いや!これはこのままでいいと思う。このベルト、交換した跡があるから、お父さんが換えたんだね。自分もこんな使い方、勧めるよ。ハイセンスな人だったんだなぁ~」「(ハイセンスな人なんて一度も思ったこと無かったけど、そうだったのかなぁ。)」
「このままでも動くと思うけど、永年ほっといたからちょっと中を見てきれいにしてあげるよ。1000円でいい。」ということでお預かりになった。

 思い切ってアヤシイ階段を上ってきてよかったと店主に告げると、「そうでしょう。ここで防犯カメラのモニター見てると、若い女の子なんかみんな帰ってくよ。2014年に公開された映画「まほろば駅前狂騒曲」はここで撮影したんだよ。」と言う。

 口数が多くなかった父の残したものが多くを語り、こんな人ともつなぎ合わせてくれた。
 高価なロレックスなんかもらっていたら、すぐ売ってお金にしていたかもしれない。
 すばらしい形見をもらった。
 
 実は、引き出しの奥からこんなものも出てきた。
             インゴッド_400
 桐の箱に入っていて、大きさ、重さ、光具合など、本物かもと期待した私たち。
 しかしその淡い期待も、母の「あ~、それ、バスツアーで鯛生金山に行った時のお土産」という一言で、直ぐに消えたのであった。

 

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新年 明けました。

2016.01.12 15:03|プロジェクトK
 遅くなりましたが、皆さま、良いお年をお迎えのことと思います。
そして皆さま、どんな初夢をご覧になったでしょうか?

 毎年、初夢が気になる私で、一富士 二鷹 三なすびの初夢を一度見てみたいとずっと思っている。富士山の夢を見るように富士山の見えるところを通り、はっきりと目に焼き付けて眠りに着いたこともある。その時も全く関係ない初夢だったが・・・。
 今年の初夢は愛犬ボニータが亡くなるという縁起でもない夢を見て夜中に飛び起き、夢を見直した。次の夢は記憶にもないようなどうってことの無い夢だったが、平凡な一年なのだろうということで、よしとしよう。
 
 今年は喪中だったので、初詣も行かないつもりだったが、立ち寄った「桔梗信玄餅工場テーマパーク」の中にある「餅もちの社」という神社に行ってみた。
          DSC_0151_400.jpg
 ちょっとアヤシイが、ここは一宮浅間神社より分祀されたれっきとした神社で、餅は粘り強く伸びる事、また「持ち」として所有することや残ることに通じ、縁起が良く、新規アイデアや商売繁盛のご利益があるとされているという。
おみくじは三種類。DSC_0152_400.jpg
迷わず、旅と人生万葉みくじをひく。
結果は      DSC_0153_400.jpg
やっぱり、平凡な一年なのだと思う。

年末から新年5日まで古民家で過ごしたが、今年は暖冬の為、雪は全く無かった。が、昔の家は昼間もほぼ家の中には日が入らず、水は凍り、前途多難を感じた。
          DSC_0111_400.jpg
ブルーシートの家の中で一日中焚き火をしながら人間燻製になって過ごした。

 そんな中、タケちゃん一家とゲロ熊さんが遊びに来てくれた。
         DSC_0121_400.jpg
 凍えていた年末年始、ほんわかタケちゃんファミリーと、はるばるストーブを持ってきてくれたゲロ熊さんのおかげで、心だけはあったか~になったのだった。
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