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プロフィール

Tetsuko

Author:Tetsuko
バイクや車で日本中を旅し、中米にも住み着き、やっと終の棲家(になるのか?)を見つけました。
子どもも若者もお年寄りもわんこも、みんながふらっと来てふらっと帰っていくような場所を自分たちの手で作りたい!とプロジェクトK(古民家再生プロジェクト)を立ち上げました。
しろうと集団でどこまでできるか???がんばります!

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精霊流し

2016.10.01 16:22|日々是好日
長崎では初盆を迎える家は故人の霊を弔うために手作りの船を造り、8月15日に船を曳きながら町中を練り歩き極楽浄土へ送り出す。
長崎人にとっては普通の年中行事だが、長崎人ではない人には驚きの行事のようだ。
船の大きさは1メートルくらいのものから10メートルまで。大きな通りを練り歩くので10メートルという制限が設けられているのだが、それでは満足できない家は10メートルの船をつないで2連結や3連結したりする。
大きな会社の社長さんや長崎の名士がなくなった年は大きな立派な船が出る。
長崎ではテレビ中継まである。

うちも去年父が亡くなったので、この夏、小さな精霊船を作った。
船の土台は業者に注文。(長崎には精霊船やというビジネスが存在する!)
トラックで配達された。
          DSC_0940_320.jpg これに親類縁者で飾りつけをしていく。  

父は40年以上、バス会社に勤務していたので昔のバスから最新のバスまで数種類のバスのペーパークラフトを作って飾った。
DSC_0935_320.jpg
DSC_0942_320.jpg
DSC_0959_320.jpg
DSC_0975_320.jpg

ようやく完成。
          DSC_1027_400.jpg

その後、親族みんなでお墓に行き、提灯のタワーを立て、大人も子どもも花火をする。ロケット花火や爆竹も。長崎人はお墓で花火をするのは当たり前だと思っているが、県外の人には異様な光景らしい。
DSC_0999_320.jpg
          DSC_1009_320.jpg
フルーツやらくがんといったお供え物とともに、毎日ウォーキングで履いていたスニーカーやらよく使っていたものやら好きだったものやらを船の中に入れ、夕方5時ころ、自宅を出発。
DSC_1030_320.jpg
DSC_1032_320.jpg

市内の中心部は各地から船が集まってくるので、精霊船の行列が見られる。
この一夜のために何十万円、何百万円の船を作る長崎人。
今年はさだまさしのお母さんが亡くなったので、佐田家のすばらしい船が出た。(長崎人の間では1000万円以上だという噂)
201608150002_000[1]
(西日本新聞より)


もう一つの驚きは、そのうるささ。
各家には爆竹係がいて爆竹をひっきりなしに投げながら歩くので、耳栓は必須。
爆竹は魔除けになるという中国文化から来ているそうだ。
花火代に100万円以上かける家はざらだし、長崎全体では一億円も花火を消費しているらしい。
このごう音の中でも、長崎人の心はさだまさしの歌のようにもの悲しい。
長崎人ではない息子も、「船を曳いて歩きながら、小さいころ、じいじとよくこの辺りを散歩したなぁって、しんみりしたよ。」と言った。化学の単位を何回も落としても、そんな気持ちになれることのほうが大事!と思う母であった。

当日、深夜から大量の清掃アルバイトによって、積もり積もった爆竹ゴミを一掃して、翌朝は何事もなかったかのように新しい一日が始まる。
長崎人の熱くてもの悲しい夏はこうして終わりを告げる。
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